もの云うすいか

100シリーズというポケットサイズの本で
沖縄をカフェブームにしたと言ってもいい会社
「チャイルドフッド」が事実上倒産した。



現在は負債清算を行っているとの事。
昨日の株主総会で議決された。

私が沖縄に来てかなりお世話になった会社であったので寂しいが
この流れは来るべくして来たと言ってもいい。

私が、沖縄に来た当初にカフェ100が出て、居酒屋100から
撮影・ライターとして加わりました。
従業員は4名。和気藹々でいい雰囲気でした。
100シリーズをどんどん出していき売り上げもうなぎ上り、
有限会社になり、琉球大学近くに事務所をもったぐらまではすごく良かった。

変わって行ったのは株式会社になってから、
社長の横柄な態度がとても気になった。

新都心に事務所が移り、株式で得た１億以上の集めたお金で
これからは人材派遣だといい、ふんだんにあるお金を使い始めた。
出版業はどこへ？
出版は小金集めに過ぎないと体からオーラが出始め
なぜか外注に丸投げやするようになってきた。
しかも、外注への値段は下げられた。な～ぜ～。
当然外注は離れていく。
なにせ、お店のリストなどでさえ自分たちで探さず
一件当たりの単価が私が最後（二年ぐらい前）にやった仕事で
以前の半額になっていた。
値段を聞いて同業者人から、ありえないよね？っと電話がかかってきたぐらいだ。

もちろん良い物は出来ない。
売れないのは当然だった。

最近思う。
仕事は一人では限界がある。
でも何人か集まれば、もっといい仕事ができる。
でもそれは一人一人が頑張っているからで、
一人がサボっても駄目だって事です。

外注をただの使い捨てと考えていた彼らには
来るべくして来た時期だったのだろう。

最後に役員が泣きながらお詫びをしていた。

周りはかなり冷ややかだった。

株主は詫びられるより返して欲しいのが本音だからだろう。
株式会社になり人のお金をふんだんに使った見返りは大きい

それだけの責任が大きかった事に気付くのが、遅かったのかもしれない。

私が持っていた株は付き合い程度だったので、沖縄の給料一ヶ月分ぐらい。
でも私にとっては大きいものです。
それで一ヶ月困らずに生活できるのですから。

最近はパソコンなどの普及で人間関係が薄いと言われますが、
形が変わっただけで使っているのは人間。

「心」がないと、やはり駄目なんですね～。